その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
|
ケアンズの森にCurtain fig treeと呼ばれる木がある。寄生した後に親の樹木を絞め殺してしまう「絞め殺しのイチジク」である。そのカーテン状に垂れ下がった巨大なイチジクの樹枝のそばによると不気味な幽界の世界に入り込むような薄ら寒い感じをおぼえる。写真では大きさがよくわからないが、そばによるとかなり巨大である。アボリジニの守り神Ngadion-jiiが住みつくケアンズの森や土地は、澄んだ空気・新鮮な水、豊か土壌に恵まれており、自然からの贈り物として、質の良い植物精油(Essential Oil)が採取されることで知られている。
森の中にあった小さな池に、葉が落ち、その葉っぱの成分が滲みだした池に浸かると皮膚病が治ったり、怪我が治ったりした。「不思議な池(Healing Sprits)」として呼ばれ、何千年も前から先住民アボリジニによって利用されてきた。それが虫に刺された後の特効薬として知られている「Tea Tree Oil」の発見である。 ナチュラルな殺菌力と抗ウイルス作用で免疫力もアップするという。オーストラリアでは、一般家庭でもアロマの浸透度は高く、街中のドラッグやHealth shopで気軽に安価でさまざまな種類の精油が買える。風呂上りにはアボガドとマカデミアオイルのBody Balmで体を拭う。心地よい匂いが体全体をくるむ。まことに気分がよろしい。 ユーカリオイルもアボリジニに長年愛用されてきた精油で、オーストラリア人にとっては馴染みが深い。風邪を引いたら抗生物質や解熱剤の代わりにユーカリオイルVicks VapoRubを塗りつける。ユーカリは世界で最も背の高い木のひとつで、先住民には「キノ」と呼ばれ、傷の手当てをはじめ万能薬として大切にされてきた。精神を集中させる魔力もある。(右の写真はユーカリの森) 大自然で生まれた精油は、いま現代人のアロマテラピー(癒しの療法)として体現されている。セレブが世界中からお忍びでくることで有名なケアンズの北にあるPort Douglasは、いまココロもカラダも美しくなりたいと願う女性達の隠れた人気スポットとなっている。 女性の方は一度精油が取れるオーストラリアの森の植物を研究されると面白いのでは。 (Wrote2008)
by tn-dragon
| 2008-03-10 10:18
|
ファン申請 |
||